|
 |
 |
●ユニークな昆虫館がオープン
不忍通りから狸坂と呼ばれる坂を登り、右方向に歩いて数分。西日暮里駅からは徒歩約12分の位置にファーブル昆虫館がある。ファーブル昆虫館はフランスの博物学者ジャン・アンリ・ファーブルに関する資料館として千駄木に2006年3月オープンした。開館時間が金・土・日の13時〜17時ということで、週末を利用しての訪問となった。
 |
 |
| 外観のようす |
壁面のモニュメント |
ファーブル昆虫館は週末だけの開館で(入館は無料)、ボランティアの方々により運営されている。主に1Fでは美しい昆虫の標本や書籍、ファーブルに関する古い資料、これら普段目にすることのできない貴重な展示物を見学することができる。
写真撮影は問題ないが、蝶の標本(南アメリカの宝石とも呼ばれ、青く光るモルフォチョウなどは特に美しい)だけは光を当てると変色することもあるので撮影禁止となっている。
 |
 |
| 館内の書棚:「完訳 ファーブル昆虫記」が並ぶ |
館内1Fのようす |
 |
 |
| ファーブルに関する資料(1F) |
オープン記念ポスター |
●ファーブルの生い立ち
ファーブルが生まれたのは1823年。そして博物学に打ち込むようになるのは20代の後半からである。そして有名な「昆虫記」が刊行されたのは何と55歳。それから約3年に1巻のペースで執筆され、83歳までに10巻を書き上げた。
館内の地下1Fには、ファーブルの生涯を紹介するビデオが流されており、数多くのエピソードについて知ることができる。
 |
 |
| キノコの図集 |
愛用のつばの広い帽子 |
ところで、ファーブルはキノコの図集も残している。キノコの場合、標本にするのが難しく、ファーブルは独学で細密画を習得して観察したキノコを絵筆で記録していったそうである。ファーブル昆虫館ではこのキノコの図集も眺めることができる。
さらに地下1Fに再現されたファーブルの生家へ向かう。ここには南フランスのサン=レオン村のファーブルの生家が再現されている。こちらの昆虫館で最も見ごたえのある場所である。
 |
 |
| ファーブル生家を再現(展示されているのは南仏ルーエルグ地方の什器) |
●ファーブル昆虫館について
館長は埼玉大学教授の奥本大三郎氏である。フランス文学者(ランボーやボードレールに関する研究でも知られる)であり、作家で著作も数多くあり、「完訳 ファーブル昆虫記」(全10巻、全20冊、集英社)も完成された。
なお、「虫の詩人の館」を管理運営するのは特定非営利活動法人(NPO) 日本アンリ・ファーブル会である。理事には解剖学者の養老孟司氏やミュージシャンの坂田明氏といった著名な方々も名を連ねている。
 |
| ファーブルの足跡 |
●最後に
以上、ファーブル昆虫館について簡単にご紹介したが、今回の訪問でファーブルの意外な一面を知ることができた。91歳におよぶファーブルの生涯に興味をもたれた方は訪問されてはいかがでしょうか。
参考資料
・虫の詩人の館、ファーブル昆虫館[館内のご案内]
・http://www.fabre.jp |
|
 |
|